ご近所騒動 カメラ対決その後

この間、ご近所の旦那さんにGRD2ちゃんをバカにされた　とお話しましたけど、あれから数日、サンデージャポンを観ながら楽しくブランチしていたところ、庭で土いじりをしている母が何やら誰かと話をして、写真を持ってやってきました。

「Aさんの旦那さんが撮ってくれたのよ。わざわざプリントまでしてくれて」

上機嫌。だからオカンはバカなんだ。

「わざわざ…」

「そう、わざわざ♪」

「…違うよ。わざわざ自分のカメラを自慢したいがためにプリントしたんだよ。オカン、この間だってあの人、あたしのコンデジをバカにしたくて近づいて来たんだよ？」

「え？　そうなの？」

「何使ってるの～？　なんて言ってあたしの小さいカメラ見て、うちには一眼レフいっぱいあるよ～とか言ったんだよ」

「は？　だから？」

「そう、だから、『だから？』なんだよ。それで自分のカメラがどれだけいいカメラか自慢したいから写真持ってきたんじゃない。それをオカンは『ご親切に～』とか言ったんでしょ？　人が良すぎるよ」

「…そうだったの」

バカにされてたコトにようやく気付いたオカン。

そこへオトンがコーヒーを淹れに登場。

「ああ、それ、俺がいる時に撮ってた」

「…カメラ、一眼レフだった？」

「うん、デジカメだったけどな」

「ほらだからさぁ、あたしと同じ花をわざわざ撮ってるの。写りを比べてみろってコトでしょ？　だってこの花はあたしがもう撮ってるんだよ？　必要ないじゃん」

我が家の庭のクロッカスの写真が２枚。

ところがね、これがまた限りなく残念な写りなんです。

確かにあたしもド素人だし、偉そうなコトは言えないけどさぁ…好きでカメラ持ってる人って、それなりの写真を撮るじゃない。味のある写真を。

で、

なんか知らないけど、ローキーなんですよ。
ローキーってのは、露出を故意に下げて暗い写真にするんです。重厚さを出したい時に使うんだけど、春の草花を撮るのには向いてません、たぶん。

だから、色がべったりした濃い写真なんです。

「この花、こんな色だった？」

「ああ、わざと濃くしたって言ってたぞ」

と、オトン。つまり、撮影時に露出をわざと落としたんだな。
それをそのまま無修正でプリントに出したんだ。

クロッカスの葉っぱ、春の日差しにみずみずしいキレイなキミドリのはずなのに、ワカメみたいな濃い緑になっちゃって…

だけど、なんか違和感あるべったりさなのよね…自分で色を修正したのかな？　カメラの特徴なら、あんまりありがたくないカメラだな。
トイカメでもこんなにべったりにはならないよーー。

で、だ。

構図も面白くなけりゃピントもド真ん中。これじゃ一眼レフの面白味が伝わってこないよ。

自慢したいなら、もっと腕を上げて来いや。

ああ本当に、いいカメラ持ってるからっていい写真が撮れるワケではないよね。

今となっては「いいカメラ」かどうかも疑わしいけど。

だって、GRD2ちゃんででたらめに撮ったって、結構いい色出るのよ。露出下げたって奥行きのある深い色になるのよ。あんなにべったりしないって。

…

もしかして、やっぱりあたし、GRD2ちゃんに相当助けられてるのかも。

だからGR DIGITAL２の素晴らしさを再確認しました、逆に。

ありがとう、やっぱGRD2最高ッ!!　ビバRICOHッ!!