たいしたコト
でも全然最近写真を撮ってなくて。具合が悪いからってのもあるんだけど、妹にカメラを見せた時に、メモリに入ってる写真を何枚か眺めながら、
「高いカメラ買った割には、たいしたもの撮ってないね」
って言われて、
( ̄□ ̄;)!!!!!!
ガーーーーーンッ!!
って感じですよ。さすが同じ親から生まれた人間だ、いちばんグサッとくるコトを言ってくれるよね。お姉ちゃんはそのひと言でボロボロだよ。
あたしは「人から言われた何気ないひと言」を良くも悪くも大事にしちゃうところがあって、ご本人はそんなつもりじゃなくても、『考えなければならない事柄』だったりするもんだから、心の手帳にそっと書き込んでしまうのですよ。
ホントにありがたい、目からうろこがボロボロ落ちそうなひと言をほぼ日手帳に書きとめるコトもあるけど、「教訓」みたいな、一見自分にはすごく酷なひと言は、そっと胸に刻んでしまうのです。ある意味手帳に書き込むよりも鮮明に残るよね。
そこで、「どうしたら『たいした写真』が撮れるんだろうか?」と考えるんだけど、なかなか答えは出なくて、またカメラ雑誌を買ったり技術をなんとか得ようをするワケなんですが、ふと、いつも見てるカメラマンさんのサイトを見ていて、また目からウロコがボロボロ落ちてきたんです。
菅原一剛さんのサイトの「今日の空」なんですが、毎日とにかく1枚、その日の空の写真をUPしています。で、それを月ごとにスライドショーで見れるようになっていて、それをなんとなく見ていたら、毎日1枚ずつ見ていた空の写真よりもグッと来たんですよね。
「空は一瞬たりとも同じ空はない」ってのはわかるんだけど、なんにもない空を毎日撮っても、あんまり『たいしたコトない』(いや、菅原さんの写真がたいしたコトないって意味じゃなく…)。
でも、それをまとめて見てみると、光の具合だったりとか、季節感だったりとか、色だったりとか、確かに全部違うんですよね。『たいしたコトある』んですよ。
それを見て、「1枚だけでグッとくる写真」ってのもあるけど、「まとめて見ると余計グッとくる写真」ってのもあるんだなと思って、
「ああ、まだ気付いてない写真の見方ってのもあるんだぁ」
と、単純にちょっと感動してしまったんですね。
で、自分の日常も、数日分まとめて見たらどうなんだろう? と思ってみたりして、気が付いた時にシャッターを切るようにしてます。
まったく違うコトのようの思いガチだけど、音楽もカメラも何事も同じなんだろうね。
始まりは「好きになる」。
好きになるからもっと知りたくなる。
そこで、知識だけ取り込んでもホントはダメで、音楽ならもっといろんないい音楽を聴くべきだろうし、絵ならいい絵を見ればいいし、写真ならいい写真をいっぱい見ればいいのだ。
カメラの教科書みたいないのを買って一生懸命読んだって、いい写真はきっと撮れないだろうな。
とりあえず、焦らず「こう撮りたいな」と言う写真の真似でもいいので、そういうところから徐々に歩いて行こう。
センスがあれば悩まないでいいんだろうけど、好きな気持ちはあっても才能があるようには思えないし…
まぁ、プロになるつもりはさらさらないけど、自分が見て、人に見せて、「いいな」と思われるようなものが撮れるようになりたいわねぇ。
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