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2008/07/26

さようなら

会社の関東営業所の所長さんが、仕事中に倒れて救急車で運ばれたのでした。

安否がわかならいまま5時になって、なんかわかったら連絡してもらうように頼んで、帰って来ました。

7時前くらいに相棒のKさんから電話。

泣いてる。

何言ってるか全然わからない。

けど、そうか、ダメだったのね。

所長さんはもう、いないんだ。

その場で電話越しにふたりで泣いてしまいました。

あんなにいろいろがんばってた人が、なんでこんなコトになっちゃったんだろう。

還暦間近で転職して、全然畑違いの職場に入って、最初は融通が利かなくてイライラした時もあったけど、すごく努力してくれて、いろいろ気遣ってくれて、気を回してくれて、本社に来る度に海老名SAのメロンパン買ってきてくれて、電話では愚痴を言い合ったりして意気投合したり、出張先の最寄駅の商店街の小汚い喫茶店でアイスミルクティー奢ってくれたりしたのに、誰ともさよならの挨拶もしてないのに、死んじゃった。

あんなにがんばってた人なのに、そんな最期って…

よくテレビで、そんな最期を迎えた人の話をしてたけど、知ってる人がそうなってみると、すごく納得が行かない。運命とかそんな言葉で片付けてしまうなんて、悔しくてできない。

だからってたぶん、誰かの意地悪や罰でこんなコトになったのではなくて、人の生き死にと言うのは、割と不平等に出来てるのかも知れない。

いいコトをしたから、がんばったからと言って、安らかな最期を迎えられるとは限らないのかも知れない。

生きるコトに絶望はしないけれど、こうやって、いきなり自分の人生に幕を下ろさなければならなくなるコトもあるんだと、知っていなければならないんじゃないかと思っただけ。

「ことぶきちゃんさぁ、お願いがあるんだけど」

って言葉が耳に残ってる。
もうあの声を聞けないんだな…

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ことぶきさん,こんにちは。
寝たきりだった実家の祖父が亡くなった時,職場に父から電話があって,覚悟していたはずなのに,人の死って,ずいぶん,あっけないものだなぁ・・・と感じたことを思い出しました。

バリバリと働いていた所長さんの突然の訃報。
驚かれたことでしょう。
ご冥福をお祈りします。

以前,私がとても尊敬していた先輩が急逝し,ショックを受けたことがありました。不思議なもので,亡くなってからの方が,その先輩のことを思い出すことが多いです。一緒に働いている時は,目の前のことで精一杯で,近くにいる人の大切さを感じる余裕がなかったのかもしれません。後日,ある上司から「毎月,月命日にお墓に行って,彼が大好きだったビールを飲みながら,心の中でいろいろな話をするんだ。」という話を聞いて,心の中で相手を思い出すことが供養になるのかな・・・と思い,それからは,先輩や,若くして亡くなった友達,いとこ,そして祖父や祖母,いろいろな人と心の中で会話するようにしています。
でも,それよりもやはり,生きているうちに自分にできることを精一杯すること,毎日の生活を楽しむこと,出会ったたくさんの人に感謝することが大切なんじゃないかなぁ・・・とも思っています。

「ことぶきちゃんさぁ、お願いがあるんだけど」っていう所長さんの言葉。ことぶきさんが,所長さんにとって,どんなに頼りになる存在だったかがわかります。
ことぶきさんの日々の生活が充実し,天国の所長さんが,笑顔でその姿を見てくださいますように,がんばってくださいね。

投稿: えっちゃん | 2008/07/26 16:17

★えっちゃん
ありがとうございます。

ホントに、あっけないったらないです。
FAXで葬儀の日程表が届き、明後日には灰になっちゃいます。
21日に会って、笑って、元気そうだったのにな。

そうそう、さっき差し入れでかき氷頂いて、なんとなく、ひと盛り別によそって、K田さんにあげました。
昨日は暑くて、きっと喉も渇いてただろうに。

いきなり全てが終わるかもしれないなら、精一杯楽しく正しく生きなきゃですね。

K田さんにはもうちょっと自分に甘くしてあげて欲しかったなと思います。

投稿: ことぶき | 2008/07/26 16:46

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