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2007/11/12

音霊

西の元締めのご好意シリーズ第2弾のうちのひとつ。すごくすごく気になってた番組でした。

二十一世紀の音霊
ウルフルズ
15年目の覚悟~汗と涙と青春と~

です。

感想を書いたんだけど、なんだかうまくまとまらなかったので、もうしょうがないです。書いたまんま、そのまんまを載せます。

呪うべきは自分の文章力の無さ…

ホントに今年の初めから、夏フェス終了までのドキュメントで、

「赤裸々々々(4人分)」

って感じ。

ファンクラブツアーの名古屋からの映像ですが、レコード会社移籍後から休みなく働くトータスさんの、ぐち、グチ、愚痴(笑)

バックに流れるニューアルバムの曲がもう…良過ぎッ!!

「情熱A Go-Go」を初めて披露して、袖に引き上げた後にね、お客さんがBGMと一緒に、さっき初めて聴いたばっかりの「情熱A Go-Go」のサビの部分を、うろ覚えでもみんなで合唱してるのを、メンバーがすんごい嬉しそうに聴いてるシーンが…最初の泣き所でしたよ。

あたしがその場にいたワケじゃないけど、ファンがメンバーにあんな顔をさせるコトができるって、すごいコトだと思う。

ファンは別に喜ばせようとして歌ってるわけじゃない。自分たちが歌いたいから歌ってるだけなんだけど、それが結果としてあんな笑顔を作るというのがすごい。

プラスのエネルギーは、相乗的にプラスになりまくるってコトなんだろうな。

その後、メディアの取材に次ぐ取材。

シングルのコト聞かれてるのに、

「ここはどこなんでしょうか?」

というジョン・Bさんのひと言に場が和んでいい感じ。

他の3人が散々宣伝してるんだから、俺が同じコト繰り返さなくてもええやろ、くらいに思ってるんでしょうか?

取材の合間には、レコード屋さんで無心に何かを探すトータスさん。もう、真剣真剣(笑)

テロップには大きく


     キャン


     ディー


     ズ


お目当てのものが見つかったのか、こぼれんばかりの笑顔ですよ。そしてBGMは「バカサバイバー」(笑)

ウルフルズヒストリーを間に挟みつつ、メンバーの真面目なインタビューも挟みつつ、ファンクラブツアーの模様が流れます。

インタビューでトータスさんが、

「曲を作っても、自分が思っている程の評価が返って来ないコトが当たり前になって来ていた」

と言っていました。

「諦めていた」

と。

そんな諦められていた状況の中で、あたしは勝手に魅かれてファンになってますけどね。

こういう人間も中にはいるんですよ。

そして「M-ON!」の日比谷イベントのリハーサルから、ちょっとずつシリアスな雰囲気になっていくのです。

サンコンさんのドラムが合わない。

頭を抱えるトータスさん。苦言を呈するトータスさん…

この翌日の本番に、あたし日比谷にいたんですが、まったくわかりませんでした。

わかるワケないですって。

わかった人っているのかな?

そんなにいないと思うし、わかったところで何ができるワケでもない。
※後で、他に何かしながら音だけ聴いてたら、なるほど、ドラムのズレがわかりました。

ファンは心配はしつつも、やっぱりワーワーキャーキャー言ってればいいと思うんです。

裏の、いろいろ渦巻いている部分を見せずにいる彼らのためにも、ファンは無邪気であるべきなんじゃないかと思ったり。

ステージに上がる前の円陣の声は、ホントに客席にまで聞こえました。鳥肌が立ったもの。

そうそう、サムライソウルでトータスさんが感極まって泣いた、みたいな流れがあったけど、やっぱり舌噛んだだけだったね。

あたし、タオルに付いた血を見たもの。

その後、奉納ライブ、沖縄のレゲエフェス、翌日のARABAKIフェスの様子。

舞台袖で伸びやかな声を張り上げるトータスさん。
これも鳥肌もん。
反応する客席。そら反応するでしょ。すごいもん。

トータスさんの声は、形にしたらお皿型だと思う。その上に、絶対何か乗っている。乗っているのか、聴く人の心をかっさらって乗せるのかわからないけど、ただの「声」ではないと思う。さすが喉に黒人さんが住んでるだけのコトはありますね。

そしてジョン・Bさんの脱退と復活に触れ、ファンクラブツアーの「ええねん」がフルコーラス流れました。

これ、縮小バージョンではもちろん切られるところなんだろうなぁ…

で、アルバム作り。

歌詞作りに奮闘するトータスさんと、それをじっと待つ他のメンバー。

自主練習をしていて、

「すごーい」

と言われ、

「いや全然すごくないですよ」

とニヤニヤしながら答えるケイスケさんに、ジョン・Bさんならなんて突っ込むだろうか? と思うジョン・Bファンがここにいます(笑)

現場でのサンコンさんへのインタビューは、サンコンさんの声が小さすぎるのかテロップが。この声の弱々しさが、痛々しい。

苦悩するサンコンさん…

画面を見ていて、思わず手に力が入ってしまいます。

そんな中で、ケイスケさんのモノマネが冴えるマネージャーの新井くん(笑)

ここで、アルバムの作詞に苦戦するトータスさんを追って、その後、夏フェスのリハーサル。またシリアスモード。

ダメ出しされるサンコンさんに、無言でベースを弾き続けて自覚を促そうとするジョン・Bさんが印象的。

萎縮しちゃってドラムが叩けなくなっちゃう彼に、トータスさんとジョン・Bさんで喝を入れ続け、ケイスケさんは見守る。ただひたすらに。

そしてリハーサル最終日。とうとうジョン・Bさんプチ切れ。

「好きなように叩きいや 間のグルーブは俺が作るわ」

そしてどうしても叩けない「両方For You」を夏フェスではやらずに、ヤッサまで待って欲しいと発言。苦しそうな表情でしたが、

夏フェスではできないけどヤッサではできるという根拠は? と聞かれ、

「根拠はない」

とだけ答え、さらに投げやり気味な

「任すわ」

って言葉に、ジョン・Bさんの顔が寂しそうでした。

寂しいって言うか、やりきれないって言うかね。

で、そこでついにケイスケさんが口を開き、

「任せるとかじゃなくて、1から始めるみたいな考え方の方がええんちゃうかな」

とフォロー。

でもなんか、心がね、通じてない感じなのね。ほかの3人とサンコンさんが。言葉がすれ違うの、同時に心も。

「なんかもう…しゃあないやん」

言ってもリハーサル最終日。苛立ちと同時に、泣き出しそうなジョン・Bさんの声。

夏フェスが始まり、重苦しい楽屋の雰囲気がなんとも…

ステージを重ねてもまったく自覚のないサンコンさんに、トータスさんの厳しい言葉が飛び、でも何も話さないサンコンさん。

最悪なムードの中でもサクサク仕事をこなすスタッフさん、お疲れ様です、ホント。

そして

「なんか言えや。辞めてもかまへん言うてるやんけ、こら、アホッ!!!」

トータスさんの罵声と

「サンコン…しっかりせぇや」

ジョン・Bさんの叱責。

和気藹々としたZAQのビデオメッセージの裏側でこんなコトになっていたとは…

驚いたけど、別に憎くて言ってるワケじゃないというのはわかる過ぎるほどわかるし、サンコンさんだけが苦しんでたワケじゃない。トータスさんだってケイスケさんだってジョン・Bさんだって出口の見えないところで、もがいてたんだなぁって思ったら、涙がポロポロ出てきましたよ。

もちろん、メンバーだけじゃなくて周りのスタッフさんたちの力や理解も相当4人を支えてくれたんだと思います。

だけど、一緒になって真面目な顔で画面に映ってる新井くんに笑えてしまうのはなぜだろう? Podcastのせいかな? どうも彼には突っ込まずにはいられない…

最後には、トータスさんとじっくり話し合ったコトで何かが吹っ切れて、ヤッサ前に自分の音を掴むコトができたのでした。

ヤッサまで封印と思われていた「両方For You」が、その直前のテレビ番組で演奏されたのは、少しでも早く聴かせたい、演奏したいという気持ちの表れだったのかな?

ヤッサのエンディングのケイスケさんの涙は、あたしが思うに、そこまでサンコンさんに結びつける必要はないと思う。
理由のうちのひとつではあったとは思うけど、ご本人が言うように

「理由のわからない な、な、なんとの涙」

でいいんじゃないかと思う。なんでもドラマチックに考えるのはよくない。

なにはともあれ、ホントによかったと思いました。

あのまま先の見えない迷路の中で、メンバーとはぐれてそのままさよなら~~~なんてコトも、可能性としてはなきにしもあらずなワケで、だけどお互い20年近く一緒に生きてきた「自分の一部」だからこそ信じていた部分もあり、ちゃんとゴールにたどり着けたのかしら?

たまたまドキュメント取材が入っていたからあたしたちにも知らされたワケだけれど、もしもカメラが入っていなかったら…数年後の笑い話に上ったかも知れないけど、まったく気付かれずにいたコトなんでしょうね。

「やらせ」でないコトは、かれらのリアルな表情が証明済み。
演技だったら、すごい学芸会になってるはず(笑)

ああホントに、あたしはなんていう人たちを好きになってしまったんだろう。

これが観終わった後の率直な感想。

直感的に好きになり、この1年でそれを形にし、この番組でそれをコーティングされた感じです。

まぁだからなんだという話なんだけど、これからも無邪気にワーワーキャーキャー言って行くぞと。

あ、それから、これからは

「尊敬できる人」って言う質問には

ウルフルズの4人

と答えようかな?

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コメント

音霊(やっと間違いに気付いた。ありがとう)を見られてほんとに良かった。
感想は言葉では言い表せないね。でも、良い番組だったなぁ。曲をあんな風に作るんだっていう、まさに産みの苦しみの最中
のトータスさんとか、フェスの楽屋とか、スタジオでのリハ…
本気でぶつかるウルフルズに涙が止まらんかった。
ケイスケさんの真似する新井くんは、あたしがお仕置きしたいわ(笑)
うん、わたしも素直に騒いでいけば良いと思う!
見終わった後、『もっと真剣に応援しなきゃいけないんじゃ』なんて気にもなったけど、それはちょっと違うしね。
今まで通り、ワーキャー騒いで応援していくよ♪

…それにしても、『マジで?!』は驚いちゃた(笑)

投稿: みかん | 2007/11/14 22:49

★みかんさん
あたしも始めは「音魂」だと思ってたよ。番組のタイトル見て、

「ちっがーうッ!!」

って思った。

新井くんお仕置きしちゃうの?
じゃあ、あたしのれんこん座布団もお見舞いしておいて(笑)
でも、今なんかヘコんでるみたいだからお手柔らかに。

…あ、でもダメだ。今週のPodcastの新井くんは気に入らないわ。
だってライバルだものッ!!!

ってな感じでワーワーキャーキャー言ってればいいのよ、きっと。

投稿: ことぶき | 2007/11/15 13:02

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