ひと言でいうと…「笑えます」

『奥田民生　カバーズ』を聴いたんですが、なんだろ？　ひと言で感想を言うと、

「笑えるぅー」

です。

別にバカにして言ってるワケじゃない。なんだろ？　この感覚。

例えるなら、ジグソーパズルのピースをはめた時に、なんか違和感があるのに、絵的には一見問題なさそうな瞬間。

…例えがわかりづらい(泣)

脳みそが、

「あれ？　これ民生ちゃんの曲よね？　でも、あれ？　声はトータスさんだし、曲もウルフルズっぽいんだけど、絶対トータスさんが作りそうもない曲よね？　あれ？　誰の曲だっけ？　そう、民生ちゃんよね？　でも、あれ？　声はトータスさんだし(以下エンドレス)」

そんな混乱具合を脳みそは行動として

なんか笑っちゃう。

というものに変換していくのです。

どの曲を聴いてもそうだから、もうずっと口角が上がったままなんだけど、全面的な“笑顔”ではなく、多少困惑気味のアルカイックスマイルになってしまうのが、脳みその混乱具合を物語っています。

斉藤和義くんが歌う《カヌー》は、もう斉藤くんの曲にしたら？　って感じだし、

マサムネくんが歌う《さすらい》は、さんざん聴いたあの名曲なのにしっかりスピッツなのよね？

という感じが、つまり全曲なのです。

はっきり言って、

「いいッ!!!」

です。おもろい。

耳には心地良く、そして脳みそを刺激しまくります。

いろんなバンド、アーティストの音が聴けるので、その辺の聞き分けっていう観点でもおもしろい。

確かにあの音はジョン・Bさん。しかも最近のジョン・Bさんの音だわ…

利きベース能力は健在。