今日もまた袋小路だろうか。受け入れよう。それも幸せなことのような気がする。
黒田としひろさんの著書『風に吹かれている場合じゃない』の中で紹介されて、このアルバムの10曲目にハマって何回も何回も繰り返し聴いたという黒田さん。
黒田さんってつまり、ジョン・Bさんなんですが、この人の素晴らしいところは、何回も何回もエンドレスで聴いたこの曲のタイトルが
『Cul De Sac(袋小路)』
だったコト。
この、心地良く袋小路にハマってしまう曲を、どうしても聴いてみたかったんです。
素晴らしいコトに、我が家は袋小路にあり、
袋小路で「袋小路」を聴くなんて、なんてナイスでアホらしいッ!!
と、ひとりでウケてしまったのでした(疲れてるかな?)
とにかく、心地良い音楽。何をしてても邪魔にならないのです。
あたしは、例えば文章を書く時でも読書をする時でも、BGMは流しません。一度にふたつのコトができないから。
電話してる時は、ほかの音が聞えないように肩耳を塞ぐし、ビデオを観てる時に話しかけられたら、ビデオを消します。
だけど今書いてるこの文章は、「HOWDY!」を聞きながらなんだよなぁ。歌詞が英語だから意味がわかんなくて邪魔にならないってのもあるんだけど、全体的に強い音がない音楽で、和音が穏やかなので、すごく耳にやさしいのです。
で、問題の10曲目『Cul De Sac(袋小路)』。
…う~ん。わかるなぁ…ハマる気持ちがわかる。ちょっとアンニュイで、フワフワで、たゆたう感じの曲。
日曜日の昼下がり、袋小路だと知らずに入ってきた自転車が方向転換して出て行く様を、ボーっと二階から眺めてる…
そんな時にピッタリな曲です。
タイトルは、黒田さんの本の、このCDが紹介されたページの最後の文章。
男っぽくて、好き(ハート)
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コメント
覚えてるよ、そのフレーズ。
黒田さんの文章は、すごく強い訴えがある訳じゃないけど
頭に残るというか。ぐわーっと表からくる強さじゃなく
内にどんと広がる強さのような感じがします。
「文は体を表す」ってことなのかしらね。
それにしても、袋小路で「袋小路」を聞くなんて…ナイスっ!!
それに気付いてにやにやしてる(であろう)ことぶきさん…
あたしはそれを想像してにやにやします。
いやぁおかしいっ!!
ニール・ヤングも良かったよ。夜紅茶でも飲みながら
レコードで聞きたい優しい曲ばかりでした。
「HOWDY!」の10曲目も気になるわぁ。
投稿: みかん | 2007/09/01 09:22
★みかんさん
確かこの一節は、本の帯に書かれてたと思ったんだけど…あたしの持ってる本は帯がなかったの。
黒田さん(あえてね)の文章・文体は、さすがベーシストなので、リズムがあるのよね。だからスッと入ってくるのかな?
やっぱり、現実から逃げてもベーシストだったんだねぇ。
『Cul De Sac(袋小路)』。めちゃめちゃ気に入って、昨日も「1曲リピート」してそのままZZZ…
夜中に目を覚ましても『Cul De Sac(袋小路)』。そこで苦笑い。でもそんな雰囲気は好きです。
線路はどこまでも続くけど、道は行き止まるものなのだと、近道しようと迷い込んできたトラックとかがバックで出て行く姿を二階から眺めながら思っているような、そんな子供でした。
かわいくねぇなぁ。
ニール・ヤングは昔よく聴いてた。「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」とか。
また聴こうかなぁ~
おや? お望みならば、4日に持参致しますよん。
すごくいいから、これ。
投稿: ことぶき | 2007/09/01 10:25