赤鬼のことぶきですよー

どうでしょう新作の旅。旅立ちから５日目。旅に出てる割にはネット上にご登場の大鈴ご両人に、

「一体どこにいるんですかーッ!!!」

と、どうバカ連中は右往左往でございます。

でもきっとみなさん、“どこにいるか”はたいして知りたくはないですよね。そこらへんみなさん、生粋の楽しみ上手ですから、新作をこの目で見るまでは出来るコトなら耳に入れたくない。その日、その時、テレビの前で

「そこかよッ!!!」

と最大級のリアクションで応えたい。そう思っているに違いないのです。

今は今で、この状態を楽しんでいるのでしょう？　そうでしょう。

「どこにいるんですかーッ!!!」

って叫ぶけど、答えられたら興ざめ。

「海外かな？　国内かな？　はたまた道内だったりしてー」

なんつって、テレビで放送されるずっと前から、「水曜どうでしょう2006年新作」はもう始まっているのです。すでにあたしたちは、『楽しませてもらってる』んです。もっと言えば、藤村さんが

「企画会議しました」

と日記に書いた時点からすでに始まっている。いやいや、2005年の新作が終わった時点から「次」は動き出してた。

夏が来て

「そろそろか？」

とそわそわして、サイトの扉に張り紙が貼られたら

ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!　(いや、だから「行った」んだって)

と言って、もうそら、お祭りさッ!!

なんて楽しみの要素満載の番組なんだ。最高じゃない。

しかし…書き込んでくれるのはうれしいんだけどもね、なんだろう…大鈴さま…こっちはいいから、旅に集中してくれと、一瞬思ってしまいました。

鬼ですか？　あたしは鬼でしょうか？

結局ね、こっちは日常あまり変わりないワケです。

「旅に出てます」

と言うあの張り紙だけです。ホントに旅に出てるかなんてわかんない。疑ってるとかそういうんじゃなくて。

日常、洋ちゃんたちとのコンタクトは…コンタクトったって一歩通行なんだけど、結局ダイアリーだったり社長室の書き込みなワケですよ。

どうでしょう班が旅に行ってると言う実感が、若干薄れるのです。

ああ、鬼ですか？　やっぱりあたし、鬼なんだろうか？

確かにそりゃあ、

「きゃっ、洋ちゃんダイアリー書いてるッ!!　元気そう、よかった」

ってうれしかったさ。そら、うれしかったさ。しかしそれは「子猫ちゃん」としてさ。「どうバカ」なあたしは「子猫ちゃん」人格の影で思ってしまったの…

「旅が終わるまで出てこなくていいですから…」

って…

お…思わなかった？　(同意を求めてみる)

結局あたしは、カメラの前で用を足す脱糞タレントに成り果てた愛する人を、腹ぁ抱えて笑える女なのです。

胸キュンなかっこいい眼差しの彼だけでは満足できず、定期的に「目を開けて寝る」ブサイク映像を見ちゃう女なのです。

なんならこっちでさらに胸キュンです。

どうでしょう魂の方が重いのです。

洋ちゃんにはどんどん【安全第一】の看板に突っ込んでもらいたいのです。どんどん正露丸飲んでもらいたいのです。

…あれだね。あたしがもし、仮に大泉洋の彼女だったら大変ね。

旅立ちの日。企画発表が終わって、きっと空港から連絡を入れてくれるでしょう。　(妄想スイッチON)

洋「それじゃ、行ってくっから」

こ「いってらっしゃい。気をつけてね。行き先は言わなくていいから」

洋「でもお前、俺が心配じゃないのかッ!?」

こ「心配に決まってるでしょ。でも行き先知ったらつまらないじゃない。新作を純粋に楽しめないじゃない。それでもいいの？　きっと今回もあなたの自信作になるでしょう？　それを彼女のあたしが100％のチカラで見れないのは、あなたにとっても不運だと思うの。毎日仏壇に手を合わせて無事を祈っているわ。でも、くれぐれも旅先から連絡は入れないで。『便りがないのが良い便り』♪　昔の人はいいコト言うわね」

洋ちゃんはさめざめと泣くでしょうね。

でもこんなの序の口です。帰ってきてからが本番ですよ。

その時もきっと、空港から電話を入れてくれるでしょう。

洋「ただいまッ!!!」

こ「おかえり♪」

洋「あのな―」

こ「言わないで」

洋「あぁ？」

こ「その先は言わないで。あの、申し訳ないんだけど、新作の放送が終わるまでお互い会わない方がいいと思うの」

洋「なんでッ!?」

こ「なんでって(半笑い)…きっと洋ちゃんのコトだから、話すでしょ？　みやげ話。なんならおみやげもその後でいいから」

洋「食べ物買って来ちゃったよッ!!」

洋ちゃんは枕を濡らして毎晩泣くでしょうね。そしてダイアリーに藤村さんあてに

「ヒゲッ!!!　とっとと新作編集してO.Aしろッ!!　こっちは死活問題だッ!!!」

と書き込むでしょう。対決列島みたいに10週も続いたら、２・３ヶ月会えません(泣)

…ああそうかぁ…彼女ってツライなぁ…ごめんねぇ、洋ちゃん…　(妄想全開)