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2006/08/12

困ってしまってワンワンワワン、ワンワンワワン♪ (歌ってる場合じゃねぇって)

最近、ある悩み事がひとつ、増えてしまいました。どうしましょう。あたしの未来をも脅かすその出来事を、すぐに、 ただちに、 即急に阻止したいのですが、そうキッパリやめさせるには複雑に絡み合ったあれやこれやの問題が頭に浮かんで、なかなかそうはさせてくれないのです。

あのねぇ… 「砂糖入りの麦茶」なんですよ。あたしを悩ましているのは。

どう言うコトかといいますとね、8月1日からOさんに代わってあたしの仕事のパートナーになりましたKさんが、毎日あたしのために淹れてくれるんです、 「砂糖入りの麦茶」を。

んで、なんでそうなっちゃったかと言いますとね、ある日、なまら疲れて糖分を欲していたあたしは…そう、数字の羅列と格闘するあたしは、あたしの脳は、非常に糖分を欲していたのですが、 “ひさしぶりに”麦茶に砂糖を入れて飲もうじゃないかと、なんてナイスアイデアなんだと思い立ち、小躍りしながら台所に向かったのですね。

今まで、B型のOさんとO型のあたしは、変に干渉するコトもなく、しかも母親ほど年の離れた人でしたから、ある時はお母さんのように、ある時は友達として程よい距離で接していたのです。

殊、お茶に関しては、 「好きな時に好きなものを勝手に飲めばいいじゃん」と言う共通の思いがあったし、紅茶コーディネーターのあたしを差し置いてあたしのために紅茶を淹れようなんて考えはOさんにはなかったのですね。

しかし、新米パートナーKさんは違った…

Kさんは、うちの会社の社長の長男の嫁なのです。(まず、ここ第一関門)

しかも微妙に年上。(第二関門)

Oさんとの仕事の引継ぎの間、一ヶ月間、後輩だけど身内でしかも年上のKさんに困らないように、OさんはいろんなコトをKさんに仕込んで行ってくれました。

「お茶淹れはKさんがやるのよ。ことぶきちゃんはコーヒーの匂いかいだだけで頭痛くなっちゃうから。それにことぶきちゃんの仕事は日々追われるから、電話応対は出来る限りあなたがやるコト。あなたの仕事はちょっと猶予があるでしょ? それから―」

なんつって、ゴミ投げや備品補充など、細かいところまで指導して行ってくれました。

それを「嫁体質」が染み込んだKさんは、姑に言われたが如くに忠実に守ってくれているのです。

ありがたいじゃないですか。

元々ね、Oさんよりあたしの方が先輩だったのです。
で、Oさんが入社してあたしの仕事を分業した時に、やっぱり慣れてない人だったから融通の効く方を任せたのです。

それがそのまんまKさんの仕事になったので、Kさんは割と時間があるんですよ。

あたしはと言うと、最近はもう、トイレに行ってる時間もないくらいのアリサマ。Kさんも「なるほど、お茶出しと電話は私だ」と納得しちゃってるでしょう。

さぁ、そこでですッ!!!

トイレに行ってる時間がないっつーコトは、お茶を淹れてる時間もありません。

しかし、Kさんはお茶出しをするし、自分も飲みたい。でも目の前のことぶきを放って自分だけ飲むのは気が引ける…

「この人は、コーヒーだめだって言ってたな」

「あ、そうだ、こないだ“砂糖入り麦茶”飲んでた」

「麦茶には砂糖入れる人なんだ」

そんな経緯で、あたしの前に出された『砂糖入り麦茶』なのです。彼女はすっかりあたしのコトを

『麦茶に砂糖を入れる人』

と認識してしまったのですよ。

いんや、確かにあたしも悪い。最初にちゃんと否定しなかった。

「今日だけ。今日だけ砂糖を入れるんです」

と。さらにそして、さもうまそうに飲んでしまった…確かに美味しいし…

しかし…一日2杯多い時は4杯、砂糖入りの麦茶を飲み干すのはハッキリ言ってツライッ!!!

…え? そらぁ飲むよ。だって悪いじゃないの、せっかく淹れてくれたんだから…

ね? この辺の気の遣い合いが悪いよね。それもわかってるさ。しかし相手は「社長の息子の嫁」だ。気分を損ねさせたらバックにいるのはラスボスだよ。そんな、毎日針のむしろはヤダぁ…

そんなワケで、毎日せっせと糖分を摂取しております。

…せっかく痩せてきたのにさ
(´-ω-`)

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