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2006/04/27

びっくり箱の感想 ‐ストーリー編‐

あ、そうか。お芝居観てない人にもわかりやすいように、やっぱりあらすじとかも書かなきゃね。すいません、非常に不親切でした。

時代設定は昭和50年頃。長野。

半年前に知り合った米倉ととし子は、今では半同棲生活。しかも米倉は失業中。
それは何かにつけご近所の話のネタになり、母の手ひとつで厳しく育てられたとし子は、妹に米倉を紹介できないでいました。

母から折につけ送られた手紙には、毎回同じ文面が…

「男性とのお付き合いは、特に慎重にお願いします。
きちんとした学歴、いばって名刺の出せる職業。妻子を養っていける収入は、夫となる最低の必要条件だと思います」

とし子自身もその教えに従い暮らしてきたはずなのに、現実はその真逆なのです。

その日はお隣のお婆ちゃんのお通夜。
出席すると言い出す米倉を必死で止めるとし子。

幼馴染のお隣の息子のズボン直しで家を空けていたその時…

なんと妹の厚子が実家に帰ってきたのです。

厚子は恋人の田島を連れていました。

彼は厚子より年下のフリーター。特撮映画の監督になるコトを夢見る青年です。
彼女は彼との結婚を決意し、その許しを得るために姉に会いに来たのです。

しかし、実家は米倉の手でリフォームされており、母親との想い出のミシンも元の場所にはありませんでした。

母の教えを守らずに、無職の男と暮らす姉を罵る厚子。しかし、そう言う自分だって結婚相手はフリーター。

お互いを罵り、果てには取っ組み合いのケンカをはじめる姉妹…

お隣では、お通夜が行われていました。
そこの来ていた母親と仲の良かった春子おばさんに、自分の父親のコトを尋ねる厚子。

そして明かされる真実。

立派だったと言い聞かされてきた父親は、実はほとんど定職につかないヒモのような男だったのです。

例え、母の心配していたような事態になってしまっても、田島と一緒になろうとする厚子のお腹には、ふたりの子供が宿っていました。

それを知り、大喜びする田島。姉の許しも得、このふたりは納まるところに納まったのですが…

問題は米倉。

とし子の通帳を盗み見している彼を見てしまったとし子は、お隣で起きた香典泥棒も彼の仕業だと疑ってしまいます。

恋人に信用してもらえなかった米倉も、さすがにがっかり。

しかし…とし子にも赤ちゃんができていたのです。

それを聞いて、生まれ変わったようにやる気を出す米倉。

このふたりももう安心。

そしてお互いのおめでたに喜び、大声で歌う「ホネまで愛して」…

お隣ではお葬式をしているというのに(笑)

* * *

こんな感じのストーリーでした。わかるかな?? これを書くのにもうすでに1時間を要しております。自分の表現力のなさに幻滅…

舞台のセットはとし子の家の茶の間のみ。左手に玄関があり、右手に縁側と庭があります。

白いハート型のテーブルや米倉のゴルフバッグなんかが置いてあって、役者が動き回るスペースはほとんどありません。

ゆえに、会話が主になってきます。息つく間もなくマシンガントークです。

そこらへんだけかな? 一瞬「疲れちゃうな…」って思っちゃいました。
あたし的にはもっと、「間」とかで表現されて、見てるこっちは「アッ」って気付かされるような場面も欲しいのよね。

シゲちゃんは前にも書いた通り、そのまんまの役でした。

特撮映画の監督になりたくて、デパートの屋上でヒーローショウのアルバイトをしてる青年。
変なギャグを考えなしに口に出しちゃったり、怪獣と戦うところを見せたりして、笑えます。

シゲちゃんが動くたびに笑いが起こる…そんな役どころでした。

笑いあり涙ありの「涙」担当は、お隣の息子でしたねぇ。あたしには。

お隣の息子がお葬式の喪主のあいさつで、それまで親戚一同に馬鹿にされていた自分の奥さんを

「これが僕の女房です」

と3回言ったと言うのです。それを良かった良かったと言い合うんですが、それを聞いた時、なんか涙がボロボロあふれてきちゃった。

奥さん・お嫁さんって言うのは割と、日陰の身と言うか、がんばって当たり前と言うか、なかなか評価してもらえない立場なんじゃないかと思うんです。うちの母親を見ていてもそう思うんだけど。

親戚一同に認めてもらうのもうれしいんだろうケド、やっぱり旦那さんがねぇ…自分をいちばんに認めてくれて、誇りに思ってもらえたら…それは女としてこんなにうれしいコトはないんじゃないだろうかと思ったんです。

別にあたしは結婚もしてないし、そう言う立場に立ったコトもないので、なんでそこで泣けたのか全然理解できないんですけど、もう拭っても拭っても涙が止まらなかったの。

なんで???

そして、奇しくも母親と同じ道をたどるコトになる娘…ってところに、無性に嫌悪感を感じてしまうのです。

あたしも、手紙や言葉ではないけれど、自分の親が不仲だったから、すごい結婚ってコトに慎重になりすぎてこの年なんですよ。

妹は結婚を2回失敗しております。

両親を見てきても、妹は正しい道を歩けなかったワケです。

…じゃあ、自分も同じなんじゃ??

そう思っちゃうワケ。

それこそ姉妹で同じ失敗したら、目も当てられないですよ。

おっかないでしょー??

「びっくり箱‐姉妹編‐」リアルで進行中です。

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コメント

koharuでございます。今回も名前欄にはかきこめませんでした。なぜ?
さて、ストーリーよくわかりました。
ステージの感じもよくわかったわ〜。
Bsさんで放送が決定したそうなのでこれを参考にじっくりみさせていただきますわ。
お芝居。なまで見たいわ〜。

投稿: koharu | 2006/04/27 19:39

★koharuさん
あれー???
試しにあたしも横文字で入力してみたんですが、ちゃんと書けました。
最近ココログさん不具合ばっかりなので、そのせいなのかも知れません。とりあえず、お問い合わせしてみますよ。

BSで見られるんですよね。うちは有料放送が見られないので残念。舞台以外の未公開シーンとかも見られそうだってびっくりのブログに書いてありました。

投稿: kotobuki | 2006/04/28 09:05

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