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2006/02/27

「ハムさんワールド」を堪能しました。

劇団SKグループ「再演A。」を観てきました。

まどろっこしいから率直にひと言で言いましょう。

ぬぅぅぅぅ…

(リーダーかよ)

ぬぉぉぉぉぉ…

(ひと言じゃねぇよ)

ぬぁぁぁぁぁぁぁ…

なぁまら良かったッ!!!!! (「!」が5個よッ!!)

北海道ウォーカーを見てたら偶然東京でやりますってな記事を見つけ、慌ててホームページを調べ、ひとなみをお誘いしOKをもらい、その足でローソンへ走りチケットを購入。

その一連の動作は何一つ間違ってなかったのね。

奇跡のような出会いに乾杯ッ!!

そんな気分です。

とっても小さなホールで、しかも3公演中完売したのが1公演だけで、ホント心配していたんですよ。

誘ってしまった手前、良くなければひとなみに対して悪いなぁと思っちゃうし。

前回の宇梶さんのお芝居はちょっとあたしたちには難解すぎて残念だったので、やっぱり連続で残念な結果は避けたい…

ところがッ!!

「もうねぇ、観なかった人、残念ッ!!」

そう言いたいね。

ストーリーとしては、

殺人を犯した精神病者を収容する精神病院に隔離されてる「薫」と「晶」人の男女。そこへ新たにもうひとりの女性「誠」が現れるのです。

彼らは時々、記憶を失ってしまいます。自分が何をしたのかわからないのです。だからそれぞれに殺人を犯したコトになっているけれど、覚えていない。自分はやっていない。そう思っています。

その病棟には毎週月曜日、「足長おじさん」と呼ばれる男性が面会に現れ、彼は彼らの本を書いて実状を世間に知ってもらい、彼らを病院から出してあげようとしています。

「薫」から「誠」が現れたコトを知る足長おじさん。彼は彼女こそ必要なんだと言います。

3人から自分の生い立ちを聞き、本の原稿が出来上がります。

それを読み始める足長おじさん。しかし、「誠」は聞きたくないと拒絶。「誠」をかばう「晶」。

各人自分の生い立ちのところを朗読。聞きたくないところは耳をふさぐ、と言うコトで始まる朗読。

なぜか重なる3人の記憶。全てをつなげると、ひとつになるのです。

3人は「ひとりの人間」でした。

多重人格者だったのです。

「誠」と言う人間をかばうためにできた「晶」、「晶」を守るためにできた「薫」。それぞれが自分を「存在する人間だ」と信じて生きているのに、自分が「誠」の中のニセモノの(ニセモノって表現間違ってるかも)人格だったコトにショックを受けつつも、それを受け入れて「誠」に統合されていきます。

本は反響を呼び、「誠」は病院から出、普通の生活を送るのですが、実は「足長おじさん」こそ「誠」に性的虐待を繰り返した彼女の父親だったのです。(正確に言えば父親も多重人格者で、「足長おじさん」は父親とは別人格)

…と、こんな内容でした。

あたしがいちばん感じたのは…核となる人格以外の人格「晶」や「薫」の切なさ、かな?
「自分には存在がない」って、表面的に見せるような場面は…ガツンと印象に残るようにはなかったけど、「そう思っているんだろうなぁ」って思える演技でしたし、「晶」も「薫」も愛すべきキャラクターだったから、いなくなっちゃうのは、つらかったなぁ…

最後の「オチ」として、父親も多重人格者でした。って言うのはわからない人にはわからない表現だったような気がします。

でもそんな父親にちゃんと面会に来る「誠」と、「誠」の前に初恋の相手の「薫」(本物)が現れるって言うちょっと希望があるラストは良かったですよ。

悲しいまんま終わるのはやっぱり悲しいもの。ちょっと上向きになる予感のまま終わるのが好き。

あと、細かくなりますが…「ピュアグミ」ネタは札幌では笑いが起こるところなんでしょうか?

あと、「根絶やし」って言葉とか、あともう一つあったんだけど、ナックスのお芝居で使った言葉があったんです。

言葉のチョイス的に、何もそれを選ばなくても…って思っちゃう感じ。まぁ多分偶然だとは思うけど。新撰組のシーンの「沖田の吐血」とか、ナックスのファンなら絶対音尾くん思い浮かべちゃうし…まぁ多分偶然だと思うけど。

とにかくね、こんなコト言っちゃ失礼かも知れないんだけど、こんなに素晴らしいお芝居だとは期待もしていなかったので、もう大感激ですよ。

大きな影響はないけど、胸にチクリと来るお芝居でした。

あ、そうそう。気付いたんですが、あたしはナックスとイナダ組とSKGしか見たコトないんだけど、イナダ組とSKGは「演出者ワールド」なんですよね。

イナダさんやハムさんの世界を見せられている、役者は演出者の意向に沿った演技をしている …そういう印象。

対してナックスは「森崎博之ワールド」って感じがしません。よくも悪くも「ナックス5人」が前面にボンッって感じ。脇役なし。

どっちがいいのか悪いのかはわからないけど、あたしはどっちも好きですよ。

つうか、どうも最近心動かされるのが「北海道の劇団」って言うのがどうなんだろうかと思えて。ちゃんと東京の普通の劇団も観てみたい気がしているのです。

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コメント

昨日は楽しかったね~ほんとに誘ってくれたことに感謝しとりますぞ!楽しくて思い出深い一日でした。また見たいね~

投稿: ひとなみ | 2006/02/27 22:03

ホント、誘ってよかったよ。
北海道ウォーカーを購読しててよかったよ。
偶然記事を見つけてよかったよ。

スープカレー美味かったねぇ。
ずんだも芋も買えたしね。

素晴らしい一日だったッス。

SKGのHP見たかい? なんかハムさんが真面目だよぉ。うはは。(笑うな)
決心なさったみたいなの。
よかったね、その後押しを、あたしらもできたんだねぇ。

投稿: ことぶき | 2006/02/28 09:53

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