そして北の大地を離れ
10月17日。
ロビーの祭りの看板が裏返されてる。物悲しいんだよなぁ…
7:30発のホテルから出るバスに乗り込み、静岡へ帰るべく、空港に向かいます。約70分。このバスの車窓から眺める景色が、しばらくの間、最後の街並みになるのでしょう。
バスの中は、喋る人もなく、静かでした。横でひとなみは寝ています。
あたしは、ケータイを取り出し、どうでしょうのページを開きました。こんな朝早くじゃ、きっと掲示板には載らないだろうと思ったし、昨日の今日でD陣が読んでくれるコトもないかも知れない。でも、とにかく「ありがとう」を伝えたかったんです。
実は前の夜、祭りが終わったその夜、夢を見ました。
祭りの夢でした。
どうでミー賞の発表をしていました。祭りの雰囲気そのままの、続きを夢で見ていたのです。
みんな笑ってました。ステージの上にはあの4人と顕さんが、やっぱり笑ってました。
どうでミー賞の10位以下を発表してます。エンドレスなのです。いつまでもいつまでも発表し続けています。その度に笑いが起こっているのです。
わたしはその夢の途中で、目が覚めてしまったのです。
起きた時、ちょっと泣いていました。
バスの中で文字を打っている間、あたしの視界はぼやけていきます。
幸い横は寝てますし、通路を挟んだ横の方も寝ています。誰にも見られてません。ここで鼻をすすっちゃったらおしまい。
でもその前に、まばたきをしたら涙が零れ落ちちゃったのです。
もうダメです。バスの中では書き込めません。
あたしはケータイをたたんで、窓の外を見ました。
通学する学生が、自転車を漕いでいました。
通勤の方を乗せているバスが追い越して行きます。
普通の月曜日の光景が、窓の外で流れていきます。
でもこのバスの中は、とても静かで、そして切ない。たそがれの中を走っているみたい…そう思いました。
空港に着き、すぐにチケットを引き換え、荷物を預け、最後のおみやげ物色に出掛けました。
母に頼まれてた「いもてん」を買って、8番ゲートへ。
まだだれもいないからしばらく待っていようと言う矢先、羽田空港のトラブルで飛行機の出発時間が30分遅れるとアナウンス。
なんだよ、じゃあ、あと30分寝れたじゃない、と思う。今日は5時半起き。
ここで、北の密輸元締めにメールを送る。
その後、もう一度どうでしょうの掲示板に書き込もうと試みるも、その前にCUEダイアリーを読んだひとなみに、洋ちゃんのダイアリーを読むように言われ、読んだらもう、涙が止まらなくなる。
そんな中、ホントに泣きながら掲示板に書き込み。
ふじやんが休み返上でUPしてくれたおかげで、載りました。
(↓クリックすると全部見られます)
そうだ、そうだ。あたしはここに来る時はいっつも泣いてる。
出発ロビーでじいちゃんばあちゃんに見送られて、「静岡に帰りたくない」って泣くんだ。
「来年もおいで」
って、ばあちゃんが言う。うなずいて、おみやげ(決まって「わかさいも」)を持たされて、ゲートをくぐる…
飛行機が飛び立つ瞬間に
「あ、離れちゃう」
って思う。眼下に街並みや、まっすぐな道路を見ながら、
「また来よう」
と思う。小さな頃から変わらない。どうバカになる前から、変わらないなぁ…
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