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2005/08/12

『どうでしょう本 第2号』感想文。~あたしも思い出してしまいました。~

こんなにひとつひとつ丁寧に感想文を書いてたら、いつまで経っても終わらないですね。

その前にどうでしょうブログ界隈ではもうみなさん一通り「感想」を書いちゃったあとですので、何を今更…みたいな空気も若干感じながら、それでも少しづつ書いてる次第です。

最後までお付き合い頂けたら幸いでございます。

そんなワケで「一生のその先」。我らが巨匠、大泉洋大先生の連載小説でございます。

これはショックでした…最後から2ページ目のいちばん最後の一行、

この旅で何が起きたのか。老人は思い出してしまった。

ここで、あたしも思い出したのです。

あれは、道新さんで連載されていたふじやんの「テレビのお仕事」と云うコラムです。その7回目。

タイトルは「ウソ」

「水曜どうでしょう」のあるロケで、洋ちゃんはおじいさんが亡くなったと連絡を受けるのですが、すぐ札幌へ帰ろうと言うD陣に対し、「ロケが終わってから帰ります」と言ったそうです。
しかし、彼がおじいちゃん子だったのをよく知っているD陣はロケを中断し、札幌へ帰り、お葬式を終えた一週間後、ロケは再開されました。
視聴者には気づかれないように着衣を乱して。

ふじやんは言います。

僕らはウソをついてしまったんです。今、はじめて白状してしまいました。
でもそれがどの旅の出来事だったか、一生言わないつもりです。

それが、ここでわかってしまいました。

いちばん最初の「四国八十八ヶ所」

「そうだったんだ…」

そして、単純な、晩年の洋ちゃんが昔を懐かしむような小説なんかではなく、これは「願い」なんですね。

願っても願っても絶対に叶うわけはないけれど、この小説の中だけでも、洋ちゃんはおじいさんの死に目に立ち会ってあげるコトはできるのでしょうか?

この先、どんな風に筆を進めるのでしょうね?巨匠は。

……

…あのねぇ、あたしは、パラレルワールドってあると思うんです。そう思いたいの。

人生には多くの“分かれ道”があるのですが、どんなにがんばってもそのうちのひとつしか選択できません。

でも、違う時間を過ごすどこかの世界に、同じ“ことぶき”と云う人間がいて、その人が別の道を歩いてくれていると思うと、なんだか気が楽になるんです。どっちが正しかったか?とかグチグチ考えてると埒が明かないし、いろんなパラレルワールドに自分がいて、彼女たち全部ひっくるめて“ことぶき”と云うひとりの人間なんだって考えると、そんなに肩に力を入れて選択しなくてもいいのかな?と。

どこかのパラレルワールドで、おじいさんの最後の言葉を聞いてあげられた洋ちゃんもきっといるんです。

これ、ことぶき風究極のポジティブシンキング。

しっかし洋ちゃんの小説、ホントに泣けるよね。

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水曜どうでしょう」カテゴリの記事

コメント

寿甘たちが、感想などいるんです
四国でテレビとタイトルとか、ふじなどを仕事しなかった?


投稿: BlogPetの寿甘 | 2005/08/12 15:57

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