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2005/07/14

苦い思い出

にゃにゃさんの「僕たちは生きている」さん で、『怖い話』をされていました。大元のひなたさんの「日なたの日記」さんにTB致します。よろしくです。

怖い話って言うからてっきり幽霊とかのコトだと思っていたら、そう云う話でしたか、ひなたさん。

今の今まで思いっきり忘れていましたが、あたしにもありました。同様のお話。
それからちょっと趣は違いますが、「そうきたかー」ってお話。
2本立てです。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ひとつはもう、10年以上も前のコト。
20歳になったかならないかの頃、まだ産毛も抜け切ってないヒヨっ子が、好きなバンドを追いかけて毎月のように東京へ行っていた頃です。

毎月でしたから、もう東京への警戒心も解けて「自分ちの庭」みたいな感覚で渋谷をひとりで歩いていました。

「あの、アンケートにご協力して頂けませんか?」

ちょうど同じ年くらいの、さわやかでかわいい女の子が声を掛けてきました。

その日は余裕もあったので、ハイハァーイと気軽に協力体制になったのでした。

その子とは結局、世間話も含めて30分ほど話し、

「すごくいい子だぁ。友達になれるかもぉ」

なんて期待も膨れ上がってきたほど。ところが、

「ねぇ、時間ある? 立ち話もなんだから、ちょっと場所変えない?」

とこう来たのです。「こう来たのです」とは“今”から考えての話。その時は本当に純粋に「この子ともうちょっと話がしたい」と思ったのです。

きっと近くの喫茶店かな? そう思いながら歩く渋谷の街。

ところがどんどん裏道へ…

「ここだよ」

到着したのは、小汚い雑居ビル。ドアを開けるとそこには、大勢のスーツ姿の男共と、カーテンで仕切られたスペースでなにやら話し込む女性が数人…

「は?」

一瞬、話が飲み込めなくて真っ白になったことぶき(20)でしたが、言われるがままに椅子に座らされ、上司だと言う男が出てきて、目の前に出されたのが、

゚・*:.。. 『ダイヤモンド』.。.:*・゜

「!!! ( ̄□ ̄;))) 

まぁ、そこからの話はよくあるものです。

  • こんなに安い買い物はない。
  • 20歳になった自分へのお祝いにどうか?

などなど…

そして延々、「買え」「いらない」「買え」「いらない」「買え」「いらない」の押し問答が3時間

「すいません、あたし夜にはコンサートがあるんです。もう行かなきゃいけないので」

それでやっと解放されました。

こう云う時の自分の精神状態ってのがまたおもしろいのですが、どこまでも「強気」になれるのです。いきなりブラックモードに入ると言うのか…どこから出てくるんだ? この気迫? なの。

23・4で金縛りに遇って、耳元で「殺してやる…」とどこぞの幽霊さんにささやかれた時も、

「なんであたしがあんたに殺されなきゃならないのよ!!!」

って、何よりも先に怒りがこみ上げてきたり。

高校生時代、駅で電車を待っている時に、カツアゲに遇いそうになった時も、すごく頭がクリアになって、鼻で笑いながら、

「あなたにあげるお金なんてない」

と言い放った途端、相手はしっぽを巻いて逃げてった…

きっとあたしは、怒ったら怖い人間です。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

それからもうひとつ。

それは初めてそのバンドのコンサートへ行った時のコト。

親友とふたりで出掛けた会場で、なんとも紳士的なご老人と出逢ったのでした。
年のころは70近く。同じものが好きだと云うのもあって、気が合ったのです。それから数回、一緒にチケットを取って、コンサートの後には一緒に食事をしました。

父方の祖父母は亡くなっていて、母方の祖父母は北海道。
あたしは、おじいちゃん孝行をしてるつもりになっていました。

ところが、

ある時、 「今回は銀座で食事をしよう。お酒も飲むだろうから、泊まって行きなさい。ホテルを取っておいたから」と言うのです。

もう100%善意と受け取りました。

コンサートが終わって、食事をし、ほろ酔い気分でホテルへ向かいました。まだ時間も早い、話も尽きない。3人の会話が続きました。

そのうち、彼が眠そうにごろんとベッドに横になりました。

「おじいちゃんだしなぁ、もう眠たいんだろうな」

そう思って、 「泊まっていったらどうか?」と提案しました。
あたしは親友とひとつのベッドに寝るから、と。

彼は「お言葉に甘えて」と言って、寝息を立て始めました。
親友はお風呂に行って、あたしはひとりになりました。
暇だったので横になっていると、どうやら寝てしまったようでした…

異様な感覚で目が覚めました。

何かが…太ももを触っている…

瞬時に理解できて、ばっと飛び起きました。いつの間にか、あたしの眠るベッドに、彼が入り込んでいたのです。

「そんなつもりであたしはここに来たんじゃないですよ」

ブラックモードに切り替わっていたのでしょう。それとも本当に出来心で、恥ずかしさが先立ったのかも知れません。

彼は逃げるように部屋を出て行きました。

彼とはそれっきりです。

お風呂から出てきた親友には、「帰った」とだけ告げて、その夜は詳しい事情は話しませんでした。
性別や年齢は違えど、心が通じていたとばかり思っていたので、さっき起こったコトを信じたくなかったし、なんて言えばいいのか…言葉にするのも耐えがたかったのです。

男は、何歳になってもオオカミなのよね。

今はこんな軽々言えちゃうけど、その時はショックでしたよ。純情だったしね。若かったし。

ああ、 「怖い話」とは脱線しちゃったけど、こんなコトもあったのよ、なお話でした。

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コメント

ことぶきさん、こんにちは~!TBありがとです~!
いやいや・・・ホントの怖い話まで織り交ぜてあるじゃないですか!!
ゆっ・・・幽霊さんに対して、そんな強気でいけるだなんて。。。
私は遭遇したことがないから、どうなることやら。

((((°Д°;))))ブルブル…

しかも、もう一つのお話だって充分怖いと思いますよ!!
あぁ、、、『純粋』って恐ろしい。。。

今じゃ私も堂々と出来るけど(?笑)、
純粋だった頃は、充分怖い思いでいっぱいだったと思います。(-_-;

投稿: ひなた | 2005/07/14 15:31

ことぶきさーん
恐いっすねー(>_<)
世の中には本当にいろんな人がいますねー。
私も怒ったら度胸が出るみたいで
妙に強気になる時があります。
お互い騙されずにここまでこれて
よかったですーーーっ(泣)

投稿: にゃにゃ | 2005/07/14 16:45

ひなたさん、こんにちは!

あたしも「怪談」とか怖くて嫌いなのですが、自分に降りかかって来た時は、なぜか強気になれたのです。今でも不思議です。

「ああ、これが世に言う『金縛り』かぁ。ホントに動かないや」
と思っていると、耳元で…と言うか、「音」として聞こえるのではないんだけど、耳にはそう聞こえる声で、
「殺してやる」
と、来たワケです。

金縛りはお経を唱えたら解けました。

でも後から怖くなって、ピアスを開けたらそう言うのを感じない体質になるって聞いて、すぐに開けましたよ。自分で。(これも怖いッ!!)

投稿: ことぶき | 2005/07/15 12:52

にゃにゃさん、こんにちは!

ホント、みなさん騙されずに今までこれて良かったですよ。
あの雰囲気、流されちゃう人は流されちゃうんでしょうね。
あれからもう絶対に街角に立ってる人間は信用しませんよ。

この間渋谷で(また渋谷)、スカウトかなんかのお兄ちゃんに声を掛けられて、
「急いでます!」
「ねぇ、話だけでも聞いてよ!」
と付いてくるから全速で走ったら、向こうも全速で付いてきて、渋谷で徒競争でしたよ。

投稿: ことぶき | 2005/07/15 12:57

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