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2005/06/15

がっつりサンデー ~そして宵闇に浮き上がるらくだのシルエット~

入ってしまいました…

ひとり1700円でした。そんなに高くはなかった。よかったぁ。DSC02197

8時からジャングルバスに乗って真っ暗闇の中、ナイトスコープを使って野性の動物のアグレッシブな姿を観察するのですね。

しかし、時刻は6時半。まだ時間がありますので、マイカーで1度回ろうと言うコトになったのです。

まずは「クマ」そして「ライオン」「トラ」「チーター」次々と野放しの猛獣を観察。DSC02199

草食動物ゾーンに入った時、事件は起こったのでございます。

DSC02201 ラマが、シマウマが、車の前を横断するのです。まったく逃げたりとか、轢かれちゃうとか言う恐怖感はないようで、のんびりと車の前を横切るのです。

車を止め、その様子を写真に収めるべく、シャッターを押すコトばかりに気が行っていたのです。

と、その時。

((((;゚Д゚)))

“揺れ”にびっくりして振り返りました。

そうです。車が揺れているのです。そして振り向いた運転席側の窓が、一面茶色の毛で覆われておりました。

ホントに一瞬、何が起こったのかわからなかったのです。

そしてフロントガラスに現れた顔。コブ。

らくだです。

らくだが、体当たりしています。車に。横から。ゆっさゆっさと。

( ̄□ ̄;)!!!

「ちょ、ちょっと、何なの?何なの?何したの?」
「わかんねぇよ。いきなりだよ」
とりあえず離れようとして、ハンドルを切ろうとする彼氏。
「待て待て!!轢いちゃったら弁償(らくだ)しなくちゃいけないんじゃない?」

らくだの治療費っていくらよ!?

「じゃあどうすんだよ!」
今度は威嚇のため、クラクションを鳴らす彼氏。

「そうだよ。さっきまでやたら係員がジープに乗って待機してたじゃない。助けに来てくれるよ」

しかし、クラクションに動じず、らくだはなおも体当たりを止めません。
ちょっといい加減、冷静さを欠きだしました。
彼氏、少々パニくり出しまして、ハンドルを切りながらバックしだします。

「轢いたらどうすんの!!」

ある意味、あたしは金のコトしか考えてません。

体当たりのおかげで、ボンネットがベコベコいう音がします。
こら、確実に凹んでる。

係員は来てくれない。後続の車も来ない。誰もいない。シマウマと、ラマと、らくだばかりの、日没間近のサファリパーク。

…最悪、轢くしかねぇのか?

やっとのコトでひとまずらくだから離れた車。らくだの全容が、フロントガラスから見えます。彼はこっちを見ていて、前足が…交互に動いた。

こっちに来る!!!!

と、突進!?

「マジッ!?」

彼氏は実は、元走り屋さんです。峠に果敢に挑んだ男です。
そして今、彼はらくだに、らくだに勝負を挑んだのです。

距離を置くためになおも少しバックすると、らくだ目掛けてアクセルを踏み、寸ででハンドルを切り回避。そのままサファリパーク内とは思えないスピードで脱兎の如く逃亡。次のゲートをくぐったのであります。

やっと恐怖から開放されました。しかし、安心してから気付くコトがあります。
あたし、足が震えていたんですよねぇ。

「な、何で係員助けに来なかった?クラクション鳴らしたべ?」
「来なかったね…」

結局、前方からも後方からも、助けは来ませんでした。

もう一度、パンフレットを見ました。
こんな危険についてひとっことも書いてなかったもの!!!

「車凹んでたら、弁償してもらえるの?」

“動物による車の被害につきましても、当園は責任を負いません”

「マジかよ!て言うか、これっていいの?マイカーでどうぞッ!!ってうたってるところなんだから、ある程度安全は確保されているんでしょ?それがだよ?あんな危険ならくだが…らくだが体当たりしてきてだよ?『らくだのやったコトですから…』で済ませちゃうワケ?こんなパンフレットに小さく書いてないで、最初のゲートくぐる前に警告すべきでないの?『車が壊れるかもしれないけどいいですか?』って。少なくとも、『体当たりするらくだがいます』と伝えていて欲しかったよ、あたしは」

彼氏はそれどころじゃない。今すぐにでも車を降りて、凹んだボンネットを確認したいのです。外はシカだらけだけですけど。

駐車場に戻ってきて、確認。
大きな目立つ凹みは確認できませんでしたが、無数の傷が…

代わりに凹んだのは、彼氏の方でした。(山田くん!座布団5枚!)

“動物による車の被害につきましても、当園は責任を負いません”
こんなもんもう、言ったモン勝ちです。

「おら知らねぇ」

と先に言ってしまえば、責任を負うコトはないのです。

そう言う姿勢もあたしの好みじゃない。

とにかく、車が受けた無数の傷と、あたしたちが受けた心の傷は、誰も保証してはくれなかったのです。

あたしは、らくだが嫌いになりました。つうか、洋ちゃんの猫並みに怖い。

つづく。

車体が揺れた瞬間、驚いてシャッター押しちゃった時の写真。DSC02202

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コメント

ことぶきさん
なんてスリリングなデートなんでしょう。
さすがっ!!さすがですっ!
それでこそ、どうでしょう族です。
まさに危険に突進していく!!
それこそ人間ドラマが生まれるのです!
世の中にはまだまだ未知の世界があるのですね。
私も一度牛(外国産のでかい牛)
に突進されたことがあります…。
…なまら恐かったぁ(T_T)
その瞬間の恐怖!!まさに「トラ伝説」状態ですね!

そうそう、私やっとこさ「どうでしょう」関連の
ブログ作りました~♪
まだ開いたばかりですが、遊びに来てください♪
早速「道弁推進委員会」のリンクも貼らせて頂きました。
今後ともよろしくです~♪

投稿: にゃにゃ | 2005/06/14 17:40

あたしはらくだ嫌いになりました。
今まではもしも至近距離にらくだがいても、触っちゃうかもぉって思ってたけど、今は確実に距離をおきますね。
砂漠でらくだに乗れるツアーがあっても、今のあたしでは行けませんよ。らくだがあんな、体当たりするものだとは…

こわいこわい。

そうそう、にゃにゃさん!「COMPOSER」のサントラが発売されるんです、知ってました?
昨日からローソンで予約開始です。

投稿: ことぶき | 2005/06/16 09:57

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